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交通事故の対処法

今朝、出勤中のフリーウェイで突然「パーーン!」という音がして
車3台がぶつかる事故に遭遇してしまいました。

音が想像と違うことにも驚きましたが(もっとガッシャーーンという感じかと思っていました・・・)
まさに粉々になった車の破片が、空中高くに飛び散り、
前2台の車は、それぞれ違う方向に180度ほどスピンして停止。まるで映画のようでした。

5・6車線ほどある場所のど真ん中で起こったため、
私は車を停止させる事ができず、横目に通り過ぎることしかできなかったのですが、
あの状況から察するに、2台目の車が1台目に突っ込み、
3台目はブレーキが間に合わずぶつかったというような事故ではなかったかと思います。
もしそうだった場合、2台目の車が事故の全ての責任を追うことになります。
ほとんどのケースで後ろから突っ込んだ人が責任を追うことになりますが、この場合は2台目が『事故の原因』になっているからです。

噂で聞いたことがあるかもしれませんが、アメリカで交通事故にあった場合、日本人で一番不利になりやすいのは、とにかく謝ってしまうこと。これ本当なんです。

もし事故にあってしまったら、以下のような処理の仕方をお勧めします。

1. 怪我人がいる場合は、まず警察に電話し、怪我人を直ちに病院に運んでもらうように依頼する。
警察が到着後に現場を離れる場合は、必ずケース番号をもらってください。

2. 情報交換をする。
この情報交換では免許書と保険証明書を交換し、番号を必ず自分で書きとめること。相手に読みあげてもらったり、書いてもらったりすると、間違った情報であったということもありえますので、気をつけてください。

3. ナンバープレートの写真を撮る。
今では、もうほとんどの人の携帯にカメラがついてると思いますが、車から降りた瞬間に相手の車のナンバープレートを写真に収めましょう。
アメリカでは、事故後に一度車を停止したとしても、逃げてしまったり、情報をくれない人が日本と比べると断然多いです。せめて車のナンバーがあれば、DMVで相手の情報を調べることができます。

4. 相手が保険などの情報をくれない場合、迷わずに警察に連絡する。

5. 安全を確認をしながら、目撃者(witness)を探す。
同乗者は目撃者として認められない場合があります。別の車に乗車されて入る方で、事故を最初から最後まで目撃した方を探して下さい。

6. 車の破損状態の写真を撮る。

7. 大きな損傷を与えた/受けた場合、事故後速やかに弁護士に連絡する。
ご自分で対応する場合は、自分と相手の保険会社に連絡し、修理の手続きを始めてください。ただ、そのやり取りややり取りの途中で何か別の問題が発生した場合、自分一人では軌道修正が難しくなってしまったり、手遅れになってしまう場合がありますので、まず弁護士の意見を聞くことを強くお勧めします。

8. 身体の損害があった場合、あるいは人身損害を請求したい場合、速やかに弁護士に連絡する。
ご自分で対応しようと思わず、必ず専門の弁護士にご相談ください。

とにもかくにも、交通事故を起こさないように気をつけたいものです。
Drive safe!

同性結婚

1996年のDefense of Marriage Act (DOMA)では、同性結婚をしたカップルへの社会的な利益を認めないとしていました。
法の下でアメリカ憲法は平等な保護を保障する事が定められているのですが、これに背いているとして、2013年6月26日に最高裁判所は、公益の目的で結婚の定義を男女間のみに制限しているDOMSのSection 3を取り下げました。

裁判所の決定は、同性結婚をしているカップルにとって、同性結婚を許可している13州中のいずれかの州で法的に結婚が成立している場合、グリーンカードやフィアンセビザの申請といった移民上の権利への道をも開く結果となりました。

Chantry Flatハイキング

chantry flat

ちょくちょく行くハイキングコース、Chantry Flatの滝の写真です。
Arcadiaの北の山道をくねくね登っていった先にあって、
滝までの道のりも本当にきれいで、お気に入りの場所のひとつです。
自然に囲まれていると、日ごろの忙しさを忘れますね。

今回は、アヒル(!?)がゴールで待っていました!

最近プライベートでも忙しさに追われていたので、
マイナスイオンにすっかり癒されて、一際思い出深いハイキングデーとなりました。

犯罪歴とVisaとの関係

全ての犯罪がVisaに影響するわけではありませんが、場合によっては強制送還や入国拒否の対象になる事があるので、何かしらの刑事事件に巻き込まれた場合には、必ず移民と刑事両方の経験がある弁護士に問い合わせることをお勧めします。

重罪(Aggrevated Felony)の場合、殺人、レイプ、幼児性敵虐待罪などに関して有罪判決を受けた方は、完全に強制送還か入国拒否となります。

判断が難しいのがモラル犯罪(Moral Turpitude)です。必ずしも刑罰の軽重に比例しないため、通常懲役刑などあり得ない様な軽い犯罪でも、移民法上では悪意犯罪に該当する場合があります。

軽犯罪の分類に入る買春や窃盗がその例の一つです。
刑事法では有罪判決が出て初めて”有罪”となるのに対して、移民法では刑事事件で裁判沙汰になったとか、警察のレポートがあったとかいうだけでも、”有罪”とみなされる事があるので、注意して手続きを進めましょう。

『自己破産』豆知識

自己破産にはChapter7とChapter13の2種類があります。
住んでいる地域の平均収入を越えた場合は、Chapter13で申請しなければなりませんが、それ以下の場合は、どちらで申請するか自由に選択することができます。

この二つの違いは、Chapter7は借金がゼロになるのに対して、13の方は数年間に渡り借金総額の数パーセントを支払い続けなければなりません。

しかしながら、自己破産しても消えることのない税金の支払いは、13の場合、利子なしで分割払いする事が可能で、更には、家を担保に複数のローンが存在している場合、その時の家の価値によってはそのローンすら完全にゼロにすることもできるという点においては、何も調整ができないChapter7より断然有利だと言えるでしょう。

ブログ初投稿

こんにちは!

当法律事務所で、日本人クライアント様の担当をさせて頂いております「まお」と申します。

このブログでは、法律に関する事の他に、私の南カリフォルニアでの生活のことを綴っていこうかなと思っています。

と、言いましても、何分始めたばかりでどう変わっていくか分かりませんが(笑)、気長にお付き合い頂ければうれしいです。

よろしくお願いします!