労働者災害補償ーWorkers compensation

仕事中に怪我をしないことが第一ですが、万が一のために知っておきたい労災補償について、本日は書いてみたいと思います。

1.労災補償とは
カリフォルニア州では労働者災害保険を購入することが、会社に対して法的に要求されています。
この保険で従業員の医療費や、重傷で仕事ができない場合の生活費を支払うことになります。

保険としては、車事故の際の保険会社の弁償に似ています。

2.職場での怪我の例
・会社の車を運転中に事故にあった、仕事中につまづいて倒れたといった一回のイベントでの怪我
・一定の動きを続けることによる筋肉の疲労や負傷など、反復動作からくる怪我

3.弁償できる範囲
・医療費:
仕事に起因する怪我や病気から回復するのに使われる医療費は、医師による診察やその他の治療サービス、テスト、医薬品、機器等の費用、及び治療に必要な旅行費用が含まれています。

・一時的な障害給付:
怪我が回復している間に、給料の一部分が支払われます。

・永久的な障害給付:
もし怪我が完全に回復しない場合も支払いを受ける事ができます。

・死亡給付:
仕事で死亡した場合、配偶者、子供、またはその他の扶養家族へ支払われます。

4.クレームの手順
あなたの負傷を保険会社(保険会社の情報は会社からもらえます)に報告し、必要に応じて応急処置を受けた後、以下の手順に従って手続きしてください。

A.請求用紙に必要事項を記入し、あなたの雇用主に提出。あなたの雇用主が保険会社にそれを提出します。

B.リストから自分の怪我や住所に合わせて医者を選び、治療を開始します。

C.治療している間、医者から出された診断書に従い、毎月の給料の一部分を保険会社から受け取ります。

D.完全に治療が終えた際に、最終的な請求ができます。

移民申請費用の値上がり

5月4日、移民局は移民サービスの申請費用の値上げについて予定表を発表しました。
この表によれば、移民の申請費用は平均して21%程もあがることになります。

発表された中からいくつか例をあげますと、

I-130(家族関係のグリーンカードの書類)の申請は、現在の$420から$535に、I-485(ビザからグリーンカードに切り替える際の書類)の申請は、現在の$985から$1,140に上がります。

I-129(仕事関係でグリーンカードを申請する際やE-2と労働ビザ申請をする際の書類)提出時には、$325から$425に上がります。

一番あがるのはI-910(グリーンカード保持投資家の会社設立の書類)の申請で、現在の$6,230から$17,795に値上がりとなります。

後はI-526(投資家の最初のグリーンカードの書類)の申請は、$1,500から$3,675と、こちらも大幅に上がる予定のようです。

移民局は申請費用で運営を賄わなければならない部門ですので、一番最後に費用をあげた2010年から、既に6年が経過しているということもあり、費用が値上がりするのも近いだろうと予想されています。

但し、この値上がりは様々な法的な手続きを通らなければ正式にはならないので、現時点では、新しい費用がいつから有効になるのは未定となっています。

以下はFEDERAL REGISTERから抜粋した予定表です。
(https://www.federalregister.gov/articles/2016/05/04/2016-10297/us-citizenship-and-immigration-services-fee-schedule)

immigration benefit request fee1

immigration benefit request fee2