労働者災害補償ーWorkers compensation

仕事中に怪我をしないことが第一ですが、万が一のために知っておきたい労災補償について、本日は書いてみたいと思います。

1.労災補償とは
カリフォルニア州では労働者災害保険を購入することが、会社に対して法的に要求されています。
この保険で従業員の医療費や、重傷で仕事ができない場合の生活費を支払うことになります。

保険としては、車事故の際の保険会社の弁償に似ています。

2.職場での怪我の例
・会社の車を運転中に事故にあった、仕事中につまづいて倒れたといった一回のイベントでの怪我
・一定の動きを続けることによる筋肉の疲労や負傷など、反復動作からくる怪我

3.弁償できる範囲
・医療費:
仕事に起因する怪我や病気から回復するのに使われる医療費は、医師による診察やその他の治療サービス、テスト、医薬品、機器等の費用、及び治療に必要な旅行費用が含まれています。

・一時的な障害給付:
怪我が回復している間に、給料の一部分が支払われます。

・永久的な障害給付:
もし怪我が完全に回復しない場合も支払いを受ける事ができます。

・死亡給付:
仕事で死亡した場合、配偶者、子供、またはその他の扶養家族へ支払われます。

4.クレームの手順
あなたの負傷を保険会社(保険会社の情報は会社からもらえます)に報告し、必要に応じて応急処置を受けた後、以下の手順に従って手続きしてください。

A.請求用紙に必要事項を記入し、あなたの雇用主に提出。あなたの雇用主が保険会社にそれを提出します。

B.リストから自分の怪我や住所に合わせて医者を選び、治療を開始します。

C.治療している間、医者から出された診断書に従い、毎月の給料の一部分を保険会社から受け取ります。

D.完全に治療が終えた際に、最終的な請求ができます。